幸せな家づくり

ハウスメーカーで日々奮闘している営業マンの頭ん中

地盤調査は必ず契約前に!新築一戸建ての地盤改良費用はバカになりません。

f:id:hyomonchan:20180711200025j:plain

 

家を建てるときに必ず必要となる地盤調査。

 

あなたの敷地が万が一軟弱であればしっかりと補強しないと、災害時など『不同沈下』や『液状化現象』でせっかく建てた家が傾いてしまうかもしれません。

 

地盤改良・補強工事は、大きな費用が掛かってしまう工事なので、資金計画を立てる上でも絶対に忘れてはいけない項目の一つです。

 

ただし住宅会社によっては事前の調査を行わず、建物の着工直前に調査した結果をもとに、「お客様の地盤が弱かったので、今回地盤補強工事で100万円掛かります。」なんて言われることなんかがあります。

 

たちまち予算オーバーとなってしまい家具や家電など、新しい家に住んでから必要なものが買えない自体になっても困りますよね。

 

今回の記事では決してそんなことにならないように、地盤調査の重要性と補強方法・費用など、大手住宅メーカーの営業マンである私が分かり易く解説いたします!

 

 

地盤調査の方法

 一戸建ての地盤調査では、スウェーデン式サウンディング試験』 を行うことがほとんどです。

 

f:id:hyomonchan:20180710091601j:plain

(引用:https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00519/

 

ロッドと呼ばれる鉄の棒の先に円錐をねじったようなスクリューポイントを取り付けて地面へ垂直に立てます。

 

そこに100kgおもりを順に載せていきロッドの沈み込み量を計測。

 

静止したあとに今度は回転を加えてロッドを強制的に貫入させ、「25cm貫入するのに何回転したか」をもとに地盤の強さをデータ化します。

 

測定箇所は下図のように建物の四方と中心の計5箇所で行います。

f:id:hyomonchan:20180710195623g:plain

この5点の貫入深さと耐力を表す数値『N値』、土質などで総合的に地盤の判定をしていきます。

 

地盤改良の方法と費用 

地盤調査の結果と建物の形状や重量を元に、地盤改良工事の必要性や地盤改良方法を決定していきます。

 

工法は良好地盤の深さによって判断され、大きく3種類の工法があります。

 

f:id:hyomonchan:20180710203859j:plain

(引用:https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00519/

 

 表層改良工法

深度2mまでの軟弱地盤に用いられる地盤改良工法で、セメント系固化剤と土を混合して硬い岩盤をつくるような方法です。

 

建物の面積や改良深さによりますが、費用は50〜100万円ほど掛かります。

 

柱状改良工法

軟弱地盤が2m〜8m程度の場合に採用される工法で、ドリルで掘削した穴にセメントを流し込みコンクリートの円柱で建物を支えます。

 

電柱を地面に刺して建物を載せているイメージが近く、費用は100〜150万円程度になります。

 

鋼管杭工法

さらに深い8m以上軟弱地盤がつづく場合に採用される工法で、鋼管を地中に打ち込んで建物を支えます。

 

深さによって金額に幅はありますが、150万円〜250万円になることもあります。

 

こんな地盤は弱い?

地盤が弱い可能性というのは実はいくつかの要因から予想することができます。

 

特に水分を多く含んだ地盤や地下水位が高い地盤は軟弱地盤の代表例です。

 

その他には、

  • もともと海、池、沼地、田んぼで埋め立てた土地である
  • 過去に川の氾濫が起こったことがある
  • 傾斜地に盛り土を行った
  • 擁壁の上に家を建てる

このような場合は水分量が多かったり弱い地盤であることが考えられ、地盤改良が必要となるかもしれません。

 

また、地名から軟弱地盤である可能性も示唆できます。

 

地名は『土地の履歴書』と呼ばれており、古来から自然と共生してきた人間がどこで水害や地滑りなど災害が起き、どこに住めば安全なのか、などを地名に残したといわれています。

 

このような経緯から地名に『水』が関連する文字が含まれている場合は注意が必要です。

 

例えば、水戸、泉大津、近江、川口 など

 

また漢字に「さんずい」が入っている地名も同様です。

 

清水、沼津、池袋、浜松 など

 

『水』に関する地名全てが軟弱地盤というわけでは決してありませんが、比較的補強が必要な事例が多いため、土地を購入する場合などは特に近隣データを取り寄せるなどして情報収集することをオススメします。

 

まとめ

地盤改良が必要か不要かは、結局は最終調査を行うまでは誰にも分かりません。

 

しかも隣同士の敷地で一方は地盤補強が不要だったのに、その隣地は補強が必要となることなんかも過去にありました。

 

また鉄骨造や鉄筋コンクリート造は建物が重たいため補強が必要と言われたけれど、木造なら建物重量が軽いため、同じ敷地でも補強がいらなかったということもあり、ハウスメーカーによっても判定が違ってきます。

 

地盤改良工事は必要となると大きな費用が掛かってしまいます。

 

しかし適正な補強をきちんとしておけば、災害時にもしっかりと建物を支えてくれるので長期的に考えると安心できます。

 

必要なら必要であらかじめきちんと予算立てをしておきたいところです。

 

建て替えなどで十分な調査が事前にできない場合でも、住宅会社と契約を交わす前に敷地の空きスペースでの地盤調査は必ず行いましょう!

 

その一部データによってもある程度の地盤強度、またその時点で地盤改良が必要と判断できれば、地盤改良工事費用も資金計画に加えて検討することができます。

 

検討している住宅会社にはきちんと地盤調査の依頼をして、早めにあなたの敷地の地盤の状態を確認するようにしましょう!